木工房ひのかわ

木工房ひのかわのこだわりと哲学
ひのかわ日記
皆様河俣塗りをご存知でしょうか。
もう8年程前のお正月の事です。
細君の実家で何時ものように屠蘇器に赤酒を注いでもらい新年を祝っておりました。
そして、何気なく銚子台を手に取りその裏を覗いて驚きました。
なんと「肥後八代河俣仲平」の朱印が目に入ったのです。

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裏面の朱漆印


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細君の実家の銚子台    檜製  19.8*19.8*19.8


それまでも河俣は父の生誕地でもあり気にはなっていたのですが、河俣塗りは簡素な春慶塗りの日常使いの雑器という認識で、螺鈿や蒔絵を施した本堅地の漆器があるとは思ってもいませんでした。
それからは興味を覚えクチコミで情報を集め始めたのですが、河俣の地元でさえ知っている人は少なく、現物の情報もぼつぼつで先行きを案じていたところ、偶然近所の知人からの情報で正に奇跡的に「万物日記覚」という三代目仲平が記した江戸天明時代の古文書が出てきたのです。
個人では限界と考え八代市博物館に調査を依頼し、熊本県伝統工芸館の協力もあり、その歴史や生産規模などが随分明らかになってきました。
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もっともっと河俣塗りに関する情報が多くあれば良いなと思います。
皆様のまわりに河俣塗りの漆器や河俣塗りに関する小さな情報でも結構ですので、ありましたらお知らせください。
連絡先は  
木工房ひのかわ  http://hinokawa.jp/inquiry/index.php
又は
八代市博物館    http://www.city.yatsushiro.kumamoto.jp/museum/index.jsp



河俣塗りはこういう春慶塗りの指物が多いです。
裏に「肥後八代河俣仲平」の朱印があります。
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これも細君の実家にあった仲平作の重箱です。
お正月とかに普通に使っています。
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